MRI Research Associates
DEPARTMENTS06

データサイエンス事業部

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概要

データサイエンス事業部には、三菱総合研究所(以下、略称MRI)グループのアンケート事業を通して培ってきた、独自のスキルやノウハウがあります。郵送やWebなど多様な調査方法を用いて、小規模なアンケートから大規模な公的統計まで、お客様や社会のニーズに応じた適切な調査を設計・実施し、調査結果をもとにしたレポートや統計データなどの作成を行っています。

近年、政府による公的統計の抜本的見直しとして進められている「統計改革」。例えば、GDPや景気判断などから経済状況をより適切に把握するために、その基盤である公的統計の整備・改善が推進されています。当事業部では、これまでの官公庁大規模統計業務における多くの経験を活かし、政府の統計の改善事業を支援する調査研究事業に関しても取り組みを進めています。

当事業部は、業務領域に応じ、『データコンサルティングチーム』と『社会調査・分析チーム』、の2つに分かれています。

Team
チーム(事例)紹介

データコンサルティングチーム

私たちのチームでは、主に「公的統計の改善」や「統計関連業務でのデータ分析」に関する業務に取り組んでいます。シンクタンクとしての調査スキルや企業情報、財務情報、住所情報などの多様なデータを加工・分析した経験を活かして、より正確な情報と分析結果を提供しています。一例として、GDP・経済統計の海外調査、総務省の事業所母集団データベースを活用した統計(レジスター統計)の調査研究、統計実査の欠測値に対する補完方法の検討などを行っています。他にも業務の効率化や対応分野の拡大のため、生成AIなどの新たな技術を活用していくことも積極的に検討しています。

社会調査・分析チーム

私たちのチームでは、主に二つの業務に取り組んでいます。まず一つは「公的統計作成の総合的なサポート」です。この業務では、お客様や社会のニーズに適した調査を設計・実施し、集計や報告書の作成までを一貫して行っています。調査票の回収からデータの集計・分析に至るまで、施策の企画・立案・施行に必要な重要な基礎資料を提供しています。もう一つの業務は、「生活者市場予測システム(mif)事業」です。この事業では、MRIと協力して生活者市場予測システム(mif)を構築・運営しています。mifは、MRIが2011年に開発したものであり、毎年3万人に対して行われる2000問のアンケートの回答をデータベース化した定量データと、独自のリサーチ専用ミュニティプラットフォーム(MROCシステム)を利用した定性データの二つを構成するハイブリッドなリサーチシステムです。このシステムを活用し、MRIや会員向けの事業として、グループ内外への情報発信や利用者サポートをしています。また、関連する社会調査やマーケティング調査に関するアンケートの設計、分析、レポーティングなども多く行っています。

Message
応募者の皆さまへ

当事業部では統計調査やデータコンサルティングが主となるため、手法として統計やデータハンドリングに興味をお持ちで、経済統計やデータ解析の専門性を活かして活躍したい方を歓迎しています。また、お客様が的確な意思決定を行うためのデータに基づくソリューションの提案業務や、そのためのアンケート業務に関心がある方の応募をお待ちしています。

ただし当社はそれだけではありません。統計を通して国の事業や社会課題の解決を見据えていく仕事を担います。また、データが「どのような分野に役立つか」や「何を生み出すか」から考え、時にはリサーチの枠にとどまらず、開拓していくことも必要です。
そのような視野を持って働きたいという方は、是非ご応募ください。