情報処理学会論文誌ジャーナルで当社社員が特選論文を受賞

2025年7月30日

一般社団法人情報処理学会が発行する論文誌ジャーナルにおいて、当社数理システム事業部所属 立川雄一(共著)が発表した「ゲーム性向「金持ち喧嘩せず」は進化するか?:貯蓄とゲーム参加コストを付加した空間型囚人のジレンマゲームに観る複雑性の創発」が論文誌ジャーナル/JIP編集委員会幹事会に特選論文として選定されました。

本研究は、社会のルール次第で「金持ち喧嘩せず」という思考が人々の間に広まるか、あるいは逆の「金持ち喧嘩する」という状況になるかを進化ゲーム理論の枠組みで検討したものです。具体的には、囚人のジレンマと呼ばれるゲームモデルに、貯蓄とゲーム参加コストの観点を付与することで、各人が自身の貯蓄を考慮してゲームに参加するか否かを決定するモデルを構築しました。これは、協調か裏切りかという対戦相手の表面的な行動の模倣にとどまらず、その裏に潜む相手の思考をも模倣する状況の再現を意図しています。研究の結果、社会の協調度合いが同程度の場合でも、貯蓄の容易さとゲーム参加コストの条件次第で「金持ち喧嘩せず」あるいは「金持ち喧嘩する」という正反対の思考が広まることが明らかになりました。

参照リンク:一般社団法人情報処理学会 特選論文

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